20歳の時にパチンコ店でアルバイトをしていたことがありました。
当時、毎日来ていたお客さんで、父と同じ年代のお客さんがいた。
開店から夕方までいて、打つのは毎日海物語。
先輩が言うには毎月だいたい50万円勝っているとのことだった。50万円という額はちょうど当時の父の月給と同じ位。
後日、実家に帰ったときに父にその人のことを話した。
てっきり、羨ましがるって思っていたら、
父は「悲しい人だね」とつぶやいた。
「俺はやっぱりお前たちのために汗かいて働きたいよ。」
父のその言葉に、そのときは、え~、そうかなぁとしか思わなかったけど、そんなことを言える父を今は心底凄い人だなって思う。
僕は祖父の遺産と母の保険金で労せずして大金を手に入れた。その一部を元手に投資をして、少ないながらに不労所得も得ている。だから楽して儲けたい気持ちが少なからずある。
そんな僕にも来年、息子が生まれます。
そしてそれを機に教師もやめます。
いつか稼ぎとか地位とかではなく、その内容に胸を張れる仕事につけて、息子に本心から、汗かいて働きたいって言えるようになれたらいいな。
そして息子が健康で、強く、人の役にたつような仕事をしてくれたら嬉しいなって今から思っています。
↑画質粗いが、亡くなる数ヶ月前の愛する父と。これが一緒に撮った最後の写真。
↑数ヶ月後に誕生する愛する我が子
まだ確定ではないけど、多分男の子とのことです。