似たニュアンスの言葉は何回か見たり聞いたりしてきたけど、大抵は成功者が言っている言葉だった気がする。でも大槻班長の場合は、失敗して地下で働く持たざる者の言葉だけに実感がこもっており、逆に説得力を感じた。
26歳から専門学校に通い出した僕が国家資格取得後に病院で働き始めたのは30歳になってからで、勤務初日に院長先生から、「いい歳なんだから他の人よりも努力しないと」と言われ、ショックを受けつつ、お尻に火をつけられた気がした。
1年目は休日も仕事の前後も勉強し、2年目はジム通いを解禁したけど、それ以外は仕事と勉強に時間を割いた。
実務経験を3年積み、教員試験の受験資格を得て、試験に合格したものの、少子化や学校の増加に伴い、学生数は僕の学生の頃に比較して半分程度まで落ち込んでいる。
正直、いつまで教員が出来るのか凄く不安。
毎日、夜、ベッドに入ると不安でいっぱいになる。
色々なものを犠牲にしてきたのに。
でも結局は努力しかない。
仕事の不安、仕事の悩みは、結局は仕事を頑張ることでしか解決はしないと思う。
息抜きは大切だけど、それを求めすぎるのは、不安や悩みを一時忘れたいだけのような気がする。
誠実に向き合い、ベストを尽くす。
40歳まであと2年と3ヶ月。
何とか成功をつかみたい。
班長、明日が来るように、今日を頑張り始めます!