40代新米パパのブログ

子育て、仕事、筋トレなどの自分用の記録です。

心付け

はてなブログの他の方のブログを拝見していると、物凄い長文で驚いてばかりなのですが、今回は私もかなり長文になります。

教員の仕事を始めて1年が経とうとしていた去年の2月下旬、理事の方から呼び出しを受けた。

要件はわかっていても、初めて入る部屋で、理事の方と二人きり。少し緊張した。

要件は嘱託職員から正社員への登用。その年の働きが上の方々に評価していただけているというありがたいお話だった。

書面で提示された待遇は、勤務が週4日から5日となり、副担任から担任へ、月俸はほぼ変わらず(何故か数百円だけアップ)、そこに毎月の住宅手当と年2回の賞与が加わるというものだった。恥ずかしながら住宅手当というものをこのとき初めて知りました。

そして賞与の額に関しては、口頭で「72万円になる予定です。」との話だった。その額がいまひとつピンとこない私。月俸の2ヶ月分よりは多いし、3ヶ月分にはほど遠く、2.5ヶ月分より少し少ない額。どういう計算でその額になるのかということと、「72万円になる予定です。」の「予定」と言う言葉に不安を感じた。こうなるとは思っていたので、失礼とは思いながらもこの時の会話は録音しておいた。


職員室へ戻ると今度は別の上司の方と、翌年度の担当授業などの話が待っていた。

冒頭に正社員雇用について「おめでとう!」と握手された。本来なら気持ちよく感謝するところだけれど、先ほどのモヤモヤと、その年と比べて担当授業数がもの凄く増えるのも分かっていた私の笑顔は盛大に引きつっていたと思う。


2年目は1年目と比較して、年間で160コマ授業数が増えることになった。(ちなみに1コマは90分)合計で年間260コマ。増えすぎ。


つい先日260コマなんとか完遂したのだが、もう...半端なくしんどかったorz


それはまた後で書くとして
肝心の賞与はというと、



まず6月









7万200円!





エェェェエ-(゜ロ゜;ノ)ノ




すくねー!





あと、その200円てなにっ!?



もうその少なさは自分の最悪の予想をはるかに下回っていて血の気が引いた。


仕事ばっか増えただけじゃねーだすか。



それでも学生のためにめげずに頑張ること6ヶ月間(この間に、婚約者との破局や母が意識不明で病院へ搬送されるなど波乱の半年であった)


迎えた12月の賞与。



ちなみに今回の最低予想は20万円くらい。またこれすらも下回るのではという不安もある中、恐る恐る明細書の封筒にハサミを入れた。







その額













43万6000円。






戦前の予想が予想なだけに、少しホッとする自分がいた。



前期と合わせて50万円強。



一定の安堵感があったものの、時が経つにつれ、やはり自分の仕事量とこの賞与は整合性がとれていないと感じるようになった。


というのも、前年度と比較して増えた160コマのうち120コマは僕の専門外の科目で、それまでは非常勤講師の方が、1コマ2万円で行っていたことを後に知ったのだ。


つまりその120コマだけでも年間240万円の削減になったのに対し、私の収入は住宅手当を含めても70万円程しか増えていない。



どげんかせんといかん!(古い!)というわけで、上記の削減された費用と私の報酬の比較を資料にまとめて、再評価をしてくださいと、冒頭に出てきた理事の方に直談判した。


どなられることも覚悟していたが、冷静に受け止めてくださり、6月の賞与に関しては、4月から正社員となった私の場合は2カ月分しかないため少なかったと説明された。


なるほどと思いつつ、その説明が2月の時にはなかったことと、相対的に見ても他の先生方より年間100コマほど多いこの授業数を改めて評価していただきたい旨を伝えると、理事会で取り上げますと受け入れていただいた。私の報酬なんかが理事会で議題になるのは申し訳ない気持ちもあったが。



1週間程して、理事の方のほうから職員室まで結果を知らせに来てくださりました。


話は前後するのですが、私は別の学校からお誘いをいただき、3月末で退職することが決まっていた。


本来、退職金は3年間以上勤務した場合に支払われるが、特例として「退職心付け」というものを30万円支給していただけるとのこと。
これで本来の賞与の72万円を上回った。(賞与と退職心付けを合わせて80万円)

本当は去年の非常勤講師の方の半分の120万円が希望だった。


とにかく専門外の科目の授業は大変で、学校の経費削減が学生の不利益にならないように、その科目の勉強と授業の準備をしていたので、学校での作業だけでは足らず、土日や出勤前の時間もそれに費やしていた。
週7日勤務みたいなもん。
だからせめてその非常勤の先生の半分は欲しかった。


でもその理事の方が一生懸命動いてくださったのはわかったし、教員としての経験がない私をとってくださり、経験を積ませていただいた恩を考え、ありがとうございました。と頭を下げた。


感謝の気持ちも本心だし、もっと評価していただきたかったのも本心。


結局まだモヤモヤしているのでした。f:id:u0101010101:20190317105631p:plain